遮断器開閉特性装置をアップデートしました

新年度に入り、時間に余裕ができたため、遮断器開閉特性試験装置を大きく2点アップデートしました。

1点目は電源出力系統です。
以前までの試験装置は、直流電源入力から出力側までダイレクトに電圧が入っており、極性を間違ってしまったら機器を焼損させる可能性がありました。
このリスクをなくすために、機器内にダイオードブリッジ回路を構成させ、入力側で極性を逆接続させても出力側では正常にP極・N極に電圧が発生します。
更に、交流電源を入力しても直流電圧を発生させることもできます。
（ダイオードブリッジ回路の電圧降下で出力電圧は若干下がります。）

2点目は電圧・電流計の追加です。
こちらに関しては、直流電源装置EX-750H2の外部コントロール機能を応用して電圧を可変させているため、遮断器開閉特性試験装置のスライダックを動かしながら直流電源装置の電圧を確認していました。
開閉特性試験装置内に電圧電流計を内蔵すれば、直流電源装置が離れた場所にあっても電圧・電流値を読み上げることができます。
回路設計と鉄板の型抜きに苦戦しましたが、何とか完成させることができました！！