交流絶縁耐力試験を実施しました

太陽光発電所の使用前自己確認に伴う竣工検査を2件実施しました。
最近主流になりつつある自家消費型太陽電池発電設備ではなく、全量売電型の太陽光発電所だったので、連系前に高圧電気を受電する必要がありました。
今回は、受電前に竣工検査(接地抵抗測定・絶縁抵抗測定・絶縁耐力試験・保護継電器試験・保護連動試験)を実施しております。
工場やビルの受電設備とは違い、太陽光発電所ではOVGR(地絡過電圧継電器)動作でPSC用のMCCBをトリップさせる必要があります。
当方は、シーケンス試験やインターロック試験は得意ですので2現場ともスムーズに試験することができました。
絶縁耐力試験においても、電圧印加前に設備の対地静電容量の計算を事前に行い、リアクトルが必要か否かを判断して効率的に実施できました。
負荷遮断試験や負荷出力試験の残作業は6月に予定しているため、連系開始まで気を抜かずに試験を終えたいです。