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保護継電器特性試験、電気工作物の定期点検、VCB精密点検、太陽光発電設備の使用前自己確認、主任技術者外部委託業務承ります。

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ケーブル診断を実施しました②

いつもお世話になっている電気工事会社から高圧ケーブルが原因でDGRが動作し全停したため、緊急対応の依頼を受けました。
電気主任技術者は当事務所ではない為、安全処置を実施していただいてからの作業になりました。
原因としては高圧ケーブルの接続端子が接続箱に接触したことにより地絡に至ったということで、端末処理部にも外傷は見当たらなかったため、端子上げを再施工し絶縁性能に異常が無いか確認する意味合いでケーブル診断を実施しました。
本来ならば、絶縁耐力試験を実施するのですが、ケーブルの年数が30年ほど経過していたので電気主任技術者が絶縁耐力試験は避けたいとの意向もありました。
ケーブルの亘長が3相一括で1.5km、通常のケーブル絶縁診断で使用しているDI-11NSでは容量不足の心配があったためIP-701Gも準備しての診断です。
診断結果は、良好と判定することは出来ませんでしたが受電には差し支えないと判断し、電気主任技術者にもその旨をお伝えしたのちに何とか復電することができました。
緊急対応時は、お客様も何とか復旧を急いでほしいと焦っている時があります。
その時に、診断結果や数値から不良と乱暴に報告しても、何の解決にも繋がらない事があるのが現場の実情でもあります。
数値的には厳しい判定だが、その状態の中でベストな判断と選択ができる重要なポイントが、今まで培った経験と実績、技術力です。
緊急対応の現場は100点の数値や診断結果になることは中々ないですから、落としどころを見つけて如何に60点に持っていけるかが現場力だと考えます。
今回の現場も、できるだけ早めに取替工事を実施していただき、同じ災害が起きないことを願っております。

 

当事務所は、絶縁耐力試験等、各種試験を日常的に実施しています。
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