遮断器精密点検を実施しました

盤メーカー様の依頼で高圧真空遮断器の細密点検を実施しました。
試験内容は絶縁抵抗測定、外観点検(グリストラップ清掃)、ストローク寸法測定、ワイプ測定、最小動作投入・開放電圧測定、タイミング試験、蓄勢可能電圧、時間測定、真空度試験とかなり試験項目があります。
当事務所では遮断器点検にかかわるほぼ全ての項目に対応できるため快く承諾しました。
キュービクル内や電気室で日常的に見かける高圧真空遮断器(VCB)ですが、日ごろの点検では、継電器との連動動作程度しか試験を実施することはありません。
電気事故が起きた際、回路から遮断する為の重要な機器ですので、継電器との連動動作は勿論のこと、内部の点検も定期的に行うことが大切であると考えます。
本体は良好であってもグリスの固着などで正常に遮断・投入できなくなることもある為、メンテナンスについて気になる方は是非お問い合わせください。